本来飲み込んではいけないものを飲み込んでしまうことをいいます。
異物誤飲は予防できる事故です。何かを飲み込んでしまってから病院に行くのではなく何かを飲み込ませないことが重要です。
ではどういったことを注意すればよいのでしょう。
まずこどもの異物誤飲は3歳までの乳幼児に起こることが多いので、特にその頃を越えるまでは周りに口に入る大きさのものを置かないことです。では、どのくらいの大きさのものが口に入ると思いますか?実は皆さんの想像より大きなものでも口に入ってしまいます。
これは誤飲窒息防止用の定規ですが、3.9cm以下の大きさのものは3歳のこどもの口の中には入ってしまうことになります。身の回りにあるものでいえばトイレットペーパーの芯の直径がおよそ4cmですので実際に身の回りのオモチャなどを入れて試されるとよろしいかと思います。
異物誤飲は命にかかわることもある恐ろしい事故です。異物を取り出すために全身麻酔が必要になることもあります。
口にものを入れるのがこどもの習性ですので周りの大人が異物を飲み込ませないように気をつける必要があります。口に入る大きさのものはこどもの周りに置かず部屋を整理するよう心がけましょう。