熊本(合志市、光の森)の小児科・小児外科 Leeこどもクリニック 〒861-1115 熊本県合志市豊岡2000-33

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2014.12.18 “こどもはおとなのミニチュアではありません”

「こどもはおとなのミニチュアではない」は小児外科を説明する際によく用いられる言葉です。

おとなのミニチュアではありません

小児科と一般内科に違いがあるように、小児外科と一般外科にも違いがあります。こどもが病気になった時、成人外科で対応可能な場合もあれば、小児外科でなければ対応が難しい場合もあります。特に生まれながらの解剖学的違いが生み出す病態やこども特有の生理を理解していなければ治療できない疾患では小児外科専門医への受診が必要となります。

以下に日本小児外科学会ホームページにあるQ&Aの一つを転記します。
Q. なぜ小児外科か?
A. こどもはおとなに比べてからだが小さく,とくに新生児・未熟児では非常に繊細な手術のテクニックが必要です.おとなの手術と同じ方法ではこどもの手術は行えません.
しかしもっと大事なことは,こどものからだはおとなのように完成したものではなく,肺・腎臓・肝臓など身体のあらゆる臓器が発育の途中にあり機能が未熟です.また,身体の機能の調節機構が未熟で,しかも,発育に伴ってこれらの機能はどんどん変化してゆきます.
また身体だけでなく,精神的・心理的にも発育の途上にあり,この点も十分に考慮しなければなりません.さらに,学童期の子供たちは病院を教育の場として利用しながら成長していることを忘れてはいけません.ですから,入院・手術という,こどもにとっては大きな試練を無事に乗り切るための精神・心理的な援助や教育の援助も考えられる医師でなくてはいけません.

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